「医療保険、入ったほうがいいですか?」
これは、13年間で一番多く聞かれた質問かもしれません。
結論から言います。「人による」です。
「そんな答えかよ」と思いましたよね(笑)でも本当にそうなんです。今日はその理由を、保険屋が正直にお話しします。
まず知っておきたい「日本の公的医療保険」のすごさ
日本には「高額療養費制度」という公的な制度があります。
これは、1ヶ月の医療費が一定額を超えたら、超えた分を国が負担してくれる制度です。
たとえば年収約370万〜770万円の方なら、どんなに高額な治療を受けても1ヶ月の自己負担は約8〜9万円が上限になります。
がんの手術で医療費が100万円かかっても、実質の支払いは約8〜9万円で済む
これ、意外と知られていません。「高い治療費が払えなくて困る」というイメージがありますが、日本の公的保険はかなり手厚いのです。
それでも医療保険が必要な理由
公的保険でカバーできない部分があります。
① 差額ベッド代(個室料金)
個室や少人数部屋を希望した場合の費用は全額自己負担。1日あたり5,000〜20,000円かかることも。
② 入院中の生活費・収入減少
入院すると仕事を休まなければなりません。特にフリーランス・自営業・パートの方は収入がゼロになるリスクがあります。
③ 先進医療・自由診療
保険適用外の最新治療を受ける場合は全額自己負担です。
④ 通院・治療の長期化
がんなどは入院より通院治療が主流になっています。「入院したときだけ」の保険では対応できない場合も。
「医療保険がいらない」ケースもある
正直に言うと、医療保険が不要な人もいます。
貯蓄が300〜500万円以上ある方
高額療養費制度を使えば、よほどのことがない限り数十万円の貯蓄で対応できます。貯蓄で賄えるなら保険料を払い続けるより合理的な場合も。
会社員で傷病手当金がもらえる方
会社員は病気やケガで働けなくなった場合、最大1年6ヶ月間、給与の約3分の2が支給されます。これで生活費をカバーできるなら、医療保険の優先度は下がります。
結局、医療保険が必要な人・不要な人
| こんな人は必要度が高い | こんな人は必要度が低い |
|---|---|
| フリーランス・自営業 | 貯蓄が十分にある |
| 貯蓄がほとんどない | 会社員で傷病手当金あり |
| 家族を養っている | 独身で生活費が少ない |
| 個室など入院環境にこだわりたい | 保険料を他の資産形成に回したい |
まとめ
医療保険は「絶対必要」でも「絶対不要」でもありません。
大切なのは、自分の状況に合っているかどうかを確認すること。
- 今の貯蓄でどのくらいカバーできるか
- 会社員かどうか(傷病手当金の有無)
- 家族構成とライフスタイル
この3つを整理するだけで、「自分に医療保険が必要かどうか」がかなりクリアになります。
「自分の場合はどうなんだろう?」と思ったら、複数の保険会社を扱う代理店に相談してみてください。1社専属の営業マンより、中立的なアドバイスがもらいやすいですよ。
このブログでも、引き続き役立つ情報を発信していきます!


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