「保険とNISA、どっちを先にやればいいですか?」
最近、本当によく聞かれるようになりました。NISAが話題になるにつれて、「保険料を払い続けていいのかな…」と迷う方が増えているようです。
結論から言うと、優先順位は「守る」が先、「増やす」は後です。ただ、それだけでは不親切なので、順番に説明していきます。
そもそも「保険」と「NISA」は目的が違う
まず大前提として、保険とNISAは「競合するもの」ではありません。目的がまったく違います。
| 保険 | NISA | |
|---|---|---|
| 目的 | 万が一のリスクに備える | お金を増やす |
| いつ必要か | 病気・死亡・働けなくなったとき | 老後・教育費など将来の資産形成 |
| 元本 | 基本的に戻ってこない | 投資なのでリスクあり |
「保険かNISAか」という問いは、「傘か貯金か」という問いと同じくらいかみ合っていません。どちらも必要かどうかは、別々に考えるべきです。
では、なぜ「保険が先」なのか
NISAでお金を増やしている最中に、大きな病気や事故が起きたとします。
治療費・生活費のために、せっかく積み立てたNISAを途中で売却しなければならない…これでは本末転倒です。
保険は「資産を守るための盾」です。盾なしで戦場に出るのは危険です。まず最低限の保険で守りを固めてから、余裕資金でNISAを始めるのが基本の順番です。
「最低限の保険」ってどのくらい?
「守りを固める」と言っても、保険に入りすぎると保険料で家計が苦しくなります。目安はこちら。
- 独身・扶養家族なし:医療保険のみで十分なことが多い(月3,000〜5,000円程度)
- 子どもがいる・住宅ローンあり:死亡保障+医療保険が必要(月8,000〜15,000円程度)
- 自営業・フリーランス:就業不能保険も検討(会社員と違い傷病手当金がないため)
保険料の目安は手取り収入の5〜7%以内。これを超えているなら、見直しの余地があります。
保険を見直してからNISAを始めるステップ
- 今の保険料を確認する(通帳・明細で合計を出す)
- 不要な保険・重複している保険を整理する
- 保険料を手取りの5〜7%以内に収める
- 浮いた分をNISAの積み立てに回す
この順番でやると、保険もNISAも無理なく両立できます。
「貯蓄型保険」はどうする?
「保険でお金も増やせるって聞いたけど?」という方もいると思います。
貯蓄型保険(終身保険・養老保険など)は、保険と貯蓄を一緒にできる商品です。ただし、同じ金額をNISAで積み立てた場合と比べると、増え方が小さいことがほとんどです。
「保険は保険」「資産形成はNISA」と役割を分けるほうが、多くの場合シンプルで効率的です。
まとめ
- 保険とNISAは目的が違う。どちらか一方ではなく、両方を役割で使い分ける
- 順番は「保険で守る」が先、「NISAで増やす」は後
- 保険料は手取りの5〜7%以内を目安に。超えていたら見直しを
- 浮いた保険料をNISAの積み立てに回すのがベスト
「自分の保険、見直したほうがいいかな?」と思ったら、まず今払っている保険料の合計を出すところから始めてみてください。
このブログでは引き続き、保険・お金の役立つ情報を発信していきます!


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