「掛け捨てってもったいない気がする…」「貯蓄型のほうがお金が戻ってくるからお得では?」
保険代理店で13年、数えきれないほど聞いてきた質問です。
結論から言うと、多くの人には「掛け捨て」のほうが合っています。でも「絶対に貯蓄型がダメ」というわけでもありません。この記事では、プロの立場から正直にお伝えします。
掛け捨て保険とは?
掛け捨て保険とは、保険期間中に何も起きなければ保険料が戻ってこないタイプの保険です。
代表的なものとして、定期死亡保険・医療保険・がん保険などがあります。
掛け捨てのメリット
- 保険料が安い:同じ保障でも、貯蓄型と比べて保険料が大幅に低くなります
- 必要な時期だけ入れる:子どもが独立するまでの20年間だけ、など柔軟に設定できます
- 差額を運用に回せる:浮いた保険料を貯蓄や投資に回す選択肢があります
掛け捨てのデメリット
- 満期になってもお金が戻ってこない
- 「払い損」という感覚が残りやすい
貯蓄型保険とは?
貯蓄型保険とは、保険料の一部が積み立てられ、満期時や解約時にお金が戻ってくるタイプの保険です。
終身保険・養老保険・学資保険・変額保険などが代表例です。
貯蓄型のメリット
- 解約返戻金がある:一定期間後に解約すると、払った保険料の一部〜全部が戻ってきます
- 強制的に貯蓄できる:「保険料を払う」という形で自動的にお金が積み立てられます
- 死亡保障と貯蓄が一体になっている
貯蓄型のデメリット
- 保険料が高い:同じ保障を得るために、掛け捨ての数倍〜10倍以上の保険料がかかることも
- 早期解約は元本割れ:加入してすぐ解約すると、払った額より少ない金額しか戻ってきません
- 実質的な利回りは低め(0〜1%台が多い)
13年プロの本音:結局どっちが得?
正直に言います。「貯蓄型はお得」というのは、半分は営業トークです。
貯蓄型保険でお金が戻ってくるのは事実です。でもその分、毎月の保険料が高くなります。たとえば月3万円の貯蓄型保険に入るなら、掛け捨てなら月5,000円で同じ保障を得られて、残りの2万5,000円を別の方法で運用できる、という考え方もできます。
単純な計算ではなく、「保険は保障のために、貯蓄は別の方法で」と分けて考えるほうが、トータルでお金が増えやすいというのが、私の13年の経験から出た結論です。
掛け捨てが向いている人
- 子育て中・住宅ローン返済中など、保障が特に必要な時期にある人
- 保険料をなるべく抑えて、投資や貯蓄に回したい人
- NISAや積立投資などをすでに活用している人
貯蓄型が向いている人
- 「保険料は払いっぱなしが嫌」という心理的な抵抗が強い人
- 自分ではなかなか貯蓄できないという自覚がある人
- 相続対策として終身保険を活用したい人(この場合は有効な使い方もあります)
まとめ
- 掛け捨ては保険料が安く、必要な保障を低コストで得られる
- 貯蓄型はお金が戻るが、保険料が高く利回りも低め
- 「保障と貯蓄は分けて考える」が基本
- ライフステージや目的によって合うものが違う
「自分にはどっちが合ってるの?」と迷ったら、一度プロに相談してみるのが一番の近道です。無料で相談できるFP(ファイナンシャルプランナー)サービスを活用してみてください。

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